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2017年01月14日

巨人が松井秀喜に抱いた強い嫌悪感

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松井秀喜氏はなぜ巨人のキャンプに参加しなかったのか
 巨人にとっては計算外だったに違いない。OBの松井秀喜氏が今春の宮崎キャンプ訪問を見送ることになったからだ。2014年以来、同氏は3年連続で古巣のキャンプを訪れていた。2014年に初めて臨時コーチとして宮崎キャンプの全日程に帯同し、選手たちを熱心に打撃指導。2015年は2日間のみの訪問となったが、2016年は指揮官に就任したばかりの後輩・高橋由伸監督を全面サポートするべく2年ぶりに臨時コーチとして宮崎キャンプにフル参加していた。今年も当然来てくれるはず――。大半の巨人関係者はそう思っていたものの、あっさりと頓挫。どうやら昨年末の時点で早々に本人側から「NO」の返事が巨人側に届いたようだ。
 一部でも報じられていたが、松井氏本人のスケジュールの調整がつかなかったというのが理由らしい。だが、それはあくまでも「表向き」で「真相は別のところにある」と見る向きが周囲の大半を占めている。というのも、水面下における巨人側の囲い込み攻勢に対して松井氏が強い嫌悪感を抱いていたとささやかれているからだ。
 3年連続で宮崎キャンプを訪問していたものの、松井氏は自身にスポットライトが浴びせられる状況も好ましく思っていなかった。自分はOBとはいえ基本的に部外者の臨時コーチであり、キャンプの主役はあくまでも選手。にもかかわらず、過去3年間はいずれも自分の一挙一動ばかりが注目されてしまった。「選手に申し訳ない」という不本意な気持ちにさいなまれると同時に非常に強い違和感も覚えていたのである。
 これまでも自分からアプローチをかけ、参加させてほしいと言ったことは一度もない。昨年こそ現役時代から関係の深かった高橋監督(注:「実を言えば高橋監督は松井氏のキャンプ訪問をそれほど望んでいたわけではなく、有力者たちから『松井氏にキャンプ訪問を直接頼んでほしい』と要請された」と指摘する関係者は数多い)に直接オファーをもらったこともあって二つ返事で参加をOKした経緯があったとはいえ、古巣・宮崎キャンプでの打撃指導は決して自ら望んでいたことではないのだ。
●巨人側が敷いたレールに乗らされたくない
 そうした背景があったにもかかわらず、なぜ巨人側は今年も宮崎キャンプへの参加を松井氏本人にしつこく要請していたのか。それは単純明快。将来的な松井氏の監督就任を目論み、本人とのパイプを切り離さないようにして良好な関係を保ち続けておく必要性があったからである。松井氏の宮崎キャンプ訪問を毎年の定例行事にすることができれば、いずれは臨時コーチから監督へのエレベーター式昇格が必ずや果たせるはず。このような算段が巨人、あるいは球団親会社の読売新聞グループ本社に属する有力者たちの頭の中にあったと聞く。
 しかし、松井氏は世間が思っている以上に非常に繊細な性格の持ち主だ。少々「八方美人」で誰に対しても笑顔を絶やさないようなところもあるが、こういう深謀遠慮が見え隠れするような動きにはすぐさま神経を尖らせる。昨年こそ昵懇(じっこん)の関係にある高橋監督への義理立てで宮崎キャンプに参加したが、もう今後はできることならば巨人側が敷いたレールに乗らされたくないのが本音であろう。松井氏が4年連続となる宮崎キャンプ訪問を見送ったのは、自らが巨人側と一定の距離を置こうという姿勢を示すシグナルだったと筆者は見ている。
 こうした強い決意を古巣に示した松井氏の本気度は別のところからもうかがえる。実は昨年末、生まれ故郷である石川県能美市の実家に帰省しなかったのだ。巨人、そしてヤンキースなどメジャーリーグ複数の球団でプレーし、現役を引退してからも松井氏は必ず実家に帰っていた。しかしながら昨年の年末はニューヨークの自宅で家族とともに過ごし、ついに初めて米国の地で新年を迎えた。
 ただ、これは実家との間に何も不穏な空気が流れていたからとかそういうキナ臭い話ではない。要は、松井氏が帰省した年始のタイミングで必ず行われる少年野球チームの「松井秀喜争奪杯・表彰式」で取材に訪れるメディアからの取材攻勢をあえて避けようとする狙いもあったようだ。
 ここで取材の場を設ければ、松井氏に「宮崎キャンプに参加するのか」という質問が集中的に浴びせられることは必至。正直に自らが「参加しない」と言えば間違いなく大騒ぎになるし、逆に「分からない」と口ごもったとしてもヘンな勘ぐりを入れられておかしな雲行きになってしまう。そう考えて、公の場に姿を見せない道を松井氏はどうやら選んだ模様だ。このあたりは、たとえ距離を置こうとしている巨人であっても配慮はしようという松井氏の礼儀であろう。
●松井監督誕生を狙っている人たち
 将来的な松井氏の監督就任は現時点で極めて難しいが、可能性が残されてる限りはあきらめずに“逆転サヨナラ満塁弾を狙いたい”。おそらく巨人や読売グループ本社の上層部たちは、このように考えているはずだ。
 確かに巨人・松井監督の誕生は大きな魅力。巨人だけでなくメジャーリーグでも大きな功績を残した経歴は他のOBとは比較にならないほどに別格で、そのカリスマ性が求心力を生み、ひいてはチーム強化につながる。そして野球ファン以外にも知名度の高い松井氏が監督になれば巨人は人気回復につながり、大きな集客効果が見込めるかもしれない。
 だが、もう違う方向へベクトルが向けられている松井氏を執拗(しつよう)に追いかける必要はないと思う。無理強いしても両者が不幸になるだけで、それこそ時間の無駄だ。チームを率いる高橋監督は結果が残せず、その手腕も疑問視されているところはあるにせよ、まだ今年で就任2年目。今オフの巨大補強によってバックアップを行ったばかりであり、それこそ今季のV奪回とともに高橋監督の長期政権維持を図るための中長期的なチーム強化プランを練るほうが懸命であろう。「次期監督」や「将来の監督候補」として松井氏の存在をチラつかせることは、今のチームや指揮官の高橋監督にとっても決してプラス材料ではない。
 松井氏の心が「メジャー」に向けられていることは確かだ。現在はヤンキースのGM特別アドバイザーとして辣腕(らつわん)をふるっており、そんな松井氏にチーム側も今春のマイナーキャンプで昨年に引き続き若手たちにピンストライプのユニホームを身にまといながら指導してほしいと考えている。そしてこれは米メディアでも報じられていたことだが、ヤンキースもまた松井氏の功績と人格を高く評価し、将来的なコーチ就任を望んでいるという。
●ゴジラ伝説の続きが見たい
 メジャーリーグを取材していると、今後の松井氏は「日本よりもメジャーを考えているのではないか」といった声をよく耳にする。まとめると次のような感じだ。
 「松井氏はまだ幼い子どもと一緒に過ごす時間を大切にしている。子どもが一定の年齢にまで成長したころ、再び本格的なコーチとして現場に戻ろうとしているのではないか。ただ日本に戻るとなれば、妻や子どもがメディアによって必然的に注目され、世間の目にさらされることにもなりかねない。
 松井氏はオンとオフを切り離すタイプで、とにかく家族のことはそっとしておいてほしいと願っている。そう考えれば、メディアがしつこく追ってこない米国のほうが過ごしやすい。そういう観点でも現場本格復帰なら、日本球界よりメジャーのほうがいいに決まっている。単身赴任までして日本に戻るつもりはサラサラないだろう。巨人の監督ではなくヤンキースのコーチに就任することのほうが、現実的だ」
 いいじゃないか。他人の敷くレールに無理矢理乗っけられ「巨人の監督」になるよりも、日本人初となる「ヤンキースのコーチ」のほうがきっと性に合っている。日本人として唯一となるワールドシリーズMVPに輝くなど、ここまで海の向こうで歴史を築き上げたのだ。再びピンストライプのユニホームを着てゴジラ伝説の続きを見せてほしい。
http://news.infoseek.co.jp/article/itmedia_bizmakoto_20170113027?ptadid=


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posted by makoto at 20:00 | Comment(1) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
違和感を持ったのはむしろ松井サイドの方
中身とマッチしていない見出しは巨人サイドの圧力であり囲い込みの一環?
だとしたら見出しだけ見て中身を見ないアホな人は松井選手に対して違和感を持つと思うし アホも世論の内だからイメージダウンになるような見出しは巨人サイド望んでなかったと思うので反省すべき

まあ松井選手の人柄を知っていれば混乱はしないと思うが
Posted by at 2017年01月17日 01:15
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