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2015年07月28日

デタラメ治療法で被害者続出!乳がん治療の権威・近藤誠医師の「ガンと闘うな」が広げる波紋!

  

がんの放射線治療を専門とする乳房温存療法のパイオニアである近藤誠医師。
1988年に文芸春秋で「乳がんは切らずに治る」と題する論文を発表以来、「がんは放置せよ。抗がん剤は効かない」「手術は命を縮めるだけ」「検査も不要」と主張するとの持論を展開、マスコミの注目を集めてきた。
その近藤誠医師の主張を信じてガンを放置した結果、取り返しがつかなくなった被害者が続出していると言う。
近藤誠医師の放置療法に次のような警告の声が…→ ranking


  
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近藤誠医師の放置治療に警鐘を鳴らしているのは勝俣範之・日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科教授だ。
7月に発売された勝俣医師による『医療否定本の嘘 ミリオンセラー近藤本に騙されないがん治療の真実』(扶桑社)では、「近藤誠医師は、がん医療の問題点を浮き彫りにしたことは評価できますが、すべてを否定してしまったために、かえって患者さんを惑わせ、現場によりいっそうの混乱をもたらしたことは、大きな問題である」と近藤医師批判を展開するのだ。

医療現場の慢性的な人手不足、3時間待ち3分医療の大病院、「聞きたいことが聞けるような雰囲気ではない」など医療への不信が深まるなか、医者中心のがん治療から患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)、インフォームドコンセント(充分な説明と合意)の充実が必要だという近藤医師の医療の転換を呼びかけは、多くの共感を呼び、2012年12月に初版1万部でスタートした著書『医者に殺されない47の心得』(アスコム)は100万部を超えるベストセラーになった。

がん治療の最前線の医師である勝俣医師は、こう批判の声をあげている。
「(近藤医師の影響で)抗がん剤を拒み、放置療法を望む方が、10人のうち2、3人位ぐらいに増えている。(略)悠長なことは言っていられなくなりました」(「週刊新潮」14年4月3日号)

「(近藤医師を信じたために)しっかりとした治療をおこなえば治っていたであろう早期がんを『放置』することによって、進行がんとなり、命を落とすという犠牲者まで出ている」(前出「医療否定本の嘘」)

勝俣医師が問題とするのは、近藤医師が提唱する「がんもどき理論」だ。「がんもどき理論」とは、がんには転移する「がん」と転移しない「がんもどき」があるというものである。
「がんには『本物のがん』と『がんもどき』の2種類しかなく、いずれにしても治療は意味がないというものです。そして、治療をしないほうが長生きできる、そんな言葉に惑わされて、『治療を受けない』という選択をしてしまう患者さんがいます」

「(ステージ3の肺がんで)手術が可能であれば、術後に抗がん剤治療をしっかりおこなうことにより、約3〜4割の人は治ります」という勝俣医師の説明に対し、ある女性は、近藤医師のセカンドオピニオンを求めたのだが……。
「ところがその患者さんは『あの先生の言うことは信じられない』と怒って戻ってこられました。話を聞くと、近藤医師からまず言われたのは『僕の本は読みましたか?』だったそうです。そして肺がんのステージ3と聞くやいなや、生存曲線を描き、『あなたのがんは進行がんだから治らない。だから治療をしても無駄でしょう』と。(略)『では、私はどうすればいいいのでしょうか?』『それはあなたが決めることでしょう』と一言」

セカンドオピニオンは1時間かかることもあるが、近藤医師の場合は10分で終わったという。ショックを受けたこの女性は、逆に目が覚め、標準治療を受けることになったという。
 放置療法を押し付けるだけの近藤氏のセカンドオピニオン外来は3万2000円/30分だというが、もはや、信じるか信じないかという宗教レベルになっているのかもしれない。
http://www.cyzo.com/2015/07/post_23090_3.html


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posted by makoto at 20:00 | 一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする