がんの放射線治療を専門とする乳房温存療法のパイオニアである近藤誠医師。 |
PICKUPNEWS
Powered By 画RSS
近藤誠医師の放置治療に警鐘を鳴らしているのは勝俣範之・日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科教授だ。
7月に発売された勝俣医師による『医療否定本の嘘 ミリオンセラー近藤本に騙されないがん治療の真実』(扶桑社)では、「近藤誠医師は、がん医療の問題点を浮き彫りにしたことは評価できますが、すべてを否定してしまったために、かえって患者さんを惑わせ、現場によりいっそうの混乱をもたらしたことは、大きな問題である」と近藤医師批判を展開するのだ。
医療現場の慢性的な人手不足、3時間待ち3分医療の大病院、「聞きたいことが聞けるような雰囲気ではない」など医療への不信が深まるなか、医者中心のがん治療から患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)、インフォームドコンセント(充分な説明と合意)の充実が必要だという近藤医師の医療の転換を呼びかけは、多くの共感を呼び、2012年12月に初版1万部でスタートした著書『医者に殺されない47の心得』(アスコム)は100万部を超えるベストセラーになった。
がん治療の最前線の医師である勝俣医師は、こう批判の声をあげている。
「(近藤医師の影響で)抗がん剤を拒み、放置療法を望む方が、10人のうち2、3人位ぐらいに増えている。(略)悠長なことは言っていられなくなりました」(「週刊新潮」14年4月3日号)
「(近藤医師を信じたために)しっかりとした治療をおこなえば治っていたであろう早期がんを『放置』することによって、進行がんとなり、命を落とすという犠牲者まで出ている」(前出「医療否定本の嘘」)
勝俣医師が問題とするのは、近藤医師が提唱する「がんもどき理論」だ。「がんもどき理論」とは、がんには転移する「がん」と転移しない「がんもどき」があるというものである。
「がんには『本物のがん』と『がんもどき』の2種類しかなく、いずれにしても治療は意味がないというものです。そして、治療をしないほうが長生きできる、そんな言葉に惑わされて、『治療を受けない』という選択をしてしまう患者さんがいます」
「(ステージ3の肺がんで)手術が可能であれば、術後に抗がん剤治療をしっかりおこなうことにより、約3〜4割の人は治ります」という勝俣医師の説明に対し、ある女性は、近藤医師のセカンドオピニオンを求めたのだが……。
「ところがその患者さんは『あの先生の言うことは信じられない』と怒って戻ってこられました。話を聞くと、近藤医師からまず言われたのは『僕の本は読みましたか?』だったそうです。そして肺がんのステージ3と聞くやいなや、生存曲線を描き、『あなたのがんは進行がんだから治らない。だから治療をしても無駄でしょう』と。(略)『では、私はどうすればいいいのでしょうか?』『それはあなたが決めることでしょう』と一言」
セカンドオピニオンは1時間かかることもあるが、近藤医師の場合は10分で終わったという。ショックを受けたこの女性は、逆に目が覚め、標準治療を受けることになったという。
放置療法を押し付けるだけの近藤氏のセカンドオピニオン外来は3万2000円/30分だというが、もはや、信じるか信じないかという宗教レベルになっているのかもしれない。
http://www.cyzo.com/2015/07/post_23090_3.html
◆人気芸能人の消したい過去→ ENTAMERANKING
◆芸能界の危ないうわさ→GEINOU UWASA
【一般ニュースの最新記事】
- 激安ツアー会社『てるみくらぶ』経営破綻の裏にある新興宗教のカゲ!
- 座間頭部9遺体事件、マスコミが自主規制する残酷すぎる殺害方法と凄惨極める事件現場..
- ハーゲンダッツに潜む恐ろしい危険!知らないと大変なことに…
- ついに始まった!?北朝鮮に不穏な動き
- 北朝鮮が事実上の宣戦布告!『事前通達なしに先制攻撃する』
- 北朝鮮制裁に向かった米空母が信じられないミス!ウソだと言ってくれ…
- 電通だけじゃない!TBSで囁かれる『トイレ自殺』事件の真相
- 新宿駅の地下で撮影禁止の謎の大型工事
- 酒鬼薔薇聖斗の両親のコメントが物議!これは…
- 『太陽が活動を休止した』NASAの衝撃発表がマジでヤバすぎる
- 点滴連続殺人事件の大口病院の現在がヤバすぎる!こんな状態でも患者いるとは…
- 村上春樹の騎士団長殺しが大炎上!歴史表記を巡り物議に
- アスクルの火災原因が怖すぎる…
- 村上春樹の新作『騎士団長殺し』の評価が真っ二つ!名作か駄作か、ファンの間でも議論..
- 強姦罪が厳罰化!それでも軽すぎると思いません?
- 愛人の裏切りで無残な最期に…金正男暗殺事件の真相
- 小池百合子がハマった豊洲新市場のドロ沼
- 人間とSEXするロボットがついに登場!年内には市場に流通か
- 関係者が次々怪死!ヒラリークリントンが負けた本当の理由が闇深すぎて怖い…
- 豊洲市場問題の深すぎる闇